住宅建築間取図の根底を考える―「間取り」で楽しむ住宅読本
近代はわれわれの住まいと生活が急速に変化してきた時代である。その変容の過程は、多くの人が住まいを求めて自由に描いてきた「間取り」に残されている。(中略)
これから、間取りは機能毎の〈部屋〉という考え方を捨て去り、大きく変わろうとする気配が感じられる。よく考えれば、住み手は多様だ。しかも夫婦と子どもという形態以外の家族も増えた。そもそも同性者による夫婦も現われる時代だ。そうした多様な住み手が、どのような生活を求めているのか、その答えが間取りを大きく変える。そうした時代をわれわれは迎えている。(本文より抜粋)